2025年04月10日
千種区南明町佐藤自邸兼事務所
「千種区南明町の家」売却理由

 

●売却にあたって

 

この千種区南明町の家は、当社の事務所兼モデルハウスです。

 

まず「なぜ、この家を売却するのか。」についてご説明しなければいけません。

 

 

●分譲住宅事業をしばらくお休みします。

 

今年の4月で2013年の創業より12年になりますが、昨今、土地の価格と建築費が上昇し、「確信を持った仕入れ」をする事が難しくなりました。

 

この「確信を持った仕入れ」という事は自分にとって最も重要な事でした。

 

「この土地にこんな家を建てれば間違いなく良い物件になる。」

「物件そのものの魅力を評価してもらい購入して頂く事が間違いなくできる。」

 

自分自身が確信を持ってそう思える事が土地を仕入れる時に最も重要で必要な事でした。

 

なぜなら自分は、この業界の体育系の営業気質にほとほと嫌気がさしてこの会社を創業したからです。

 

物件の良し悪しよりも、売上ノルマから逆算した仕入れノルマによって機械的に土地を購入する事も・・・

 

細部まで考えられる事なく流れ作業のように設計された魅力を感じない物件を、営業力によってさもすばらしい物件、魅力的な物件のように装って売るのも・・・

 

住宅や不動産の本質的な価値とは無関係な曖昧な営業トークを強要されるのも・・・

 

本質的な価値とはかけ離れた付加価値にさも価値があるように偽るのも・・・

 

現実ではなく、夢を見させるかのようなイメージばかりの広告を作成するのも・・・

 

どれも自分にとっては耐え難い事だったのです。

 

そのような経緯でこの仕事を始めましたので、当然、今まで購入して手掛けてきた物件は全て、その確信を持って仕入れた物件です。

 

実際に、ほとんどの物件が(あまり好きではない営業活動をほとんどする事なく)販売開始日に抽選で完売し、ほぼすべての物件が即日で完売しました。

 

それは大変に幸せな事でありましたが、反面、そうでない未来 = 土地の仕入れや物件の販売の為に営業活動をしなければいけない未来をイメージする事は、僕にとっては難しい事でした。

 

つまり、確信が持てない仕入れをするくらいなら、しばらくお休みしたほうが良いという結論に至った訳です。

 

 

●もうひとつの理由とこれからの事。

 

この文章を読んで頂いている方には僕の物件を購入して頂いた方もいる事でしょう。

 

ですので、この先の事についても少し触れておきます。

 

現在、新城市の山間部への引っ越しを検討しております。

 

具体的に土地を商談している最中です。

 

そこであたらしい仕事を始める為の準備をしています。

 

その仕事が始められるかどうかはまだ確定していませんが、その準備を具体的に進めています。

 

その仕事をしてみたいと思った事は、分譲住宅事業をお休みする事と南明町の家を売却する事の理由でもあります。

 

その仕事がもし軌道に乗った時、誰かにその仕事を任せてまた分譲住宅の仕事に復帰するかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。

 

僕の家を建築して頂いている工務店さんとは引き続きお付き合いをしていく予定ですので、メンテナンスに関するご相談は引き続き僕の携帯まで直接ご連絡下さい。

 

 

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